家計チェック!固定費・変動費の割合ってどうなってる!?
皆様、家計簿ってつけてみえますでしょうか?なかなか長続きしない人も多いことでしょう。
今回は「どうして、うちの家は給料がそんなに低いわけでもないのにお金が貯まらないの?」っていう方に、ちょっとしたヒントをお話したいと思います。
家計の固定費と変動費とは?
家計を見直す際によく、”固定費を見直すと効果が高い”という話は聞いたことはございませんか?では、家計における固定費・変動費とはどういうもので、具体的にどういった費目でしょうか。
固定費とは、家計において毎月一定額かかってくる費用のことで、費目としましては、住居費、通信費、新聞代、生命保険料、毎月のローン返済額、損害保険料、教育費、小遣い、ペット代、サプリメント代、コンタクト代などがあげられます。
変動費とは、毎月増減する費用のことで、費目としましては、食費、水道・光熱費、ガソリン代、ETC代、生活日用品、医療費、交通費、被服費、交際費、娯楽費、嗜好品代、理美容費、化粧品代などがあげられます。
お金が貯まる家計は固定費の割合が低い
上記で固定費・変動費について具体的に費目をお話しました。ここで注目していただきたいのがその固定費と変動費が家計全体に占める割合です。
こんな調査結果があります。黒字家計(お金が貯まる家計)における固定費の割合は、40%台、50%台の順で多いこと。それに対して赤字家計(お金が貯まらない家計)における固定費の割合は、60%台、50%台の順で多いことです。その差10%~20%程度あります。
変動費については割合はどちらの家計も40%台、30%台の順でしたが、固定費の割合の影響か赤字家計のほうが少ない傾向にありました。
こうみてみますと、お金が貯まるヒントは固定費割合にあるように見えます。
理想的な固定費割合はどれくらいでしょうか?
では、どのくらいに固定費割合が出来れば家計的に理想的なのでしょうか。家計規模等によって違いが出てきますので一概に言うことはなかなか難しいですが、ざっくり言えば、40%台前半というところでしょうか。
いつもお金を貯める目安を可処分所得(お給料のうち手元に残るお金)の20%程度とお話していますので、家計全体では、固定費40%台前半、変動費30%台後半、貯蓄20%程度というのが理想的な割合となるでしょう。
ただし、上記割合はあくまでもライフステージを考慮しない平均的なお話ですので、独身時代や結婚初期などのお金を貯めやすい時期はこれではいけませんし、子供の教育費がかかる大学生時期などはこの割合は難しいことだと思いますので、その点は加味してお考え下さい。
最後に、今回の家計全体に占める固定費の割合を出そうと思えば、最低でも1~2か月程度の家計簿は必要になります。なかなか続かない方は、レシートや領収証だけでも取っておく(写メしておく)、口座引き落としの記帳をする、簡単な家計簿アプリなどを使うなどして自分にとって負担のかからない方法で記録してみてください。