都道府県地価調査2021の内容はどうだったのでしょうか?
全国の土地の価格を調べた「都道府県地価調査2021」が公表されました。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、昨年は全国平均が商業地、住宅地ともに下落という結果でしたが、今年はどうだったのでしょうか?
全国平均は今年も商業地、住宅地ともに下落!
やはり、長引く新型コロナ禍のためか、全国平均の地価は今年も商業地、住宅地ともに下落が続く結果となりました。
「都道府県地価調査」は毎年7月1日時点の全国の土地の価格を都道府県が調べるもので、国土交通省は今年対象となった2万1400余りの地点の結果を公表しました。
全体の地価の全国平均は去年に比べてマイナス0.4%と、2年連続の下落となりました。新型コロナ禍の長期化で全国的に土地の需要が低迷していることが要因とされています。
住宅地は下落幅が去年よりも「縮小」
住宅地は、全国平均はマイナス0.5%と30年連続の下落だったものの、その幅は去年のマイナス0.7%から縮小しました。
需要が低迷している中でも、家の中で過ごす時間増えたために自宅購入のニーズ高まったのが少しプラスに作用したものとみられます。
商業地は下落幅が去年よりも「拡大」
対しまして、店舗やオフィス向けなどの商業地の全国平均はマイナス0.5%と2年連続の下落で、その幅は去年のマイナス0.3%から拡大しました。
出社率調整を余儀なくされて在宅勤務などの新しい働き方が一部で広がったため、出社する社員が減ったことにより、オフィスの在り方を見直す企業が相次いでいるようです。大手をはじめベンチャー企業でもその動きがみられます。
オフィス面積を減少させたり、本社を移転したり、シェアオフィスなどを確保して従業員が働く場所を自由に選べるようにしたりとオフィス需要に相当な変化が生じています。
詳細な「都道府県地価調査2021」については下記参照
〇 令和3年都道府県地価調査の概要(国交省HP内)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001423930.pdf
〇 令和3年都道府県地価調査関係データ(国交省HP内)
https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/tochi_fudousan_kensetsugyo_fr4_000001_00065.html
☆ 個別地点(標準地)の情報を閲覧したい場合は下記↓
標準地・基準地検索システム
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=0&TYP=0
土地探しをされてみえる方やご自身の所有する土地の情報源として、これらの最新データをぜひ、参考にしてみてください!!