バルサラの破産確率って知ってますか？あなたの投資実績をチェックしてみましょう！！
株式投資やFX等の投資（機）をしていく中で自分のやり方が合っているのか、間違っているのかは非常に気になるところだと思います。YouTubeやブログなどでお勧めの手法などと謳っていても果たして正しいのかどうかも判断がつかない状況でしょう。今回はそんな時の参考になるお話をしたいと思います。
”バルサラの破産確率”っていうものがあります。
バルサラの破産確率とは、簡単にいいますと、今、あなたが行っているトレードルールや実績で続けていった場合の最終的な破産確率を計算することができる理論です。
フランスの数学者「ナウザー・バルサラ」という人物が考案した理論です。
念のために言っておきますが、ここでの破産の定義としましては、「自己破産する」とかという意味ではなくて、あなたが現在、投入している投資資金が０（ゼロ）になるという意味です。
この確率が高い場合は、今のやり方を続けていてはダメだということです。ですので、自分のやっていることのひとつの判断材料にしてください。
破産確率の計算式は？
実際のバルサラの破産確率の計算式は、下記になります。
【バルサラの破産確率の計算式】
Q:破産確率 n:資金 p:勝率 k:平均損益費 b:資金率
x ＝ px＾（k＋1）＋（1－p）
ただし、0 ＜ x ＜ 1
Q ＝ x＾（n／b）
計算方法としては、最初にx（計算に必要な要素）を求めて、その後に破産確率Qを計算するという流れです。
上記を見まして、一般的な反応としては「実際こんな計算できるか」と思われたと思いますが、ご安心ください。
ちゃんと破産確率表が準備されてたり、計算要素だけ入力すれば解答が出るサイトなどがあります。
バルサラの破産確率表や計算できるサイトは？
バルサラの破産確率表は資金率ごとにあります。本サイトでは見本のみ掲載しますので、他の資金率につきましてはネット等で検索ください。
破産確率の目安についてですが、FXにおいては資金率2％が理想とされており、破産確率は1％未満が理想のようです。10％超については、すでに危険水域となるようです。
次に計算できるサイトですが、下記になります。
〇 破産の確率計算機
https://investment.abbamboo.com/calcruin/
破産確率計算式においての各要素について
先述のバルサラの破産確率計算式には「勝率・平均損益率・資金率」という重要な3つの要素・変数がありますので、説明していきます。
・勝率・・・トレードを行なった回数に対して、どれくらい利益を得ることができた（＝勝った）かをあらわす変数
【勝率の計算方法】 勝った回数 ÷ 総トレード数 × 100 = 勝率
・平均損益比・・・全体のトレードで生じた利益および損失の平均を用いて求める利益と損失の比率のこと
【平均損益比の計算方法】 平均利益 ÷ 平均損失 = 平均損益比
※ 平均損益比のことを「リスクリワードレシオ」「損益レシオ」「ペイオフレシオ」「RR」と呼ばれますが、すべて同じ意味になります。
・資金率・・・トレードで使っている総資産に対する損失割合のこと。
（1回のトレードでいくらまでなら損をしても許容できるか）
【資金率の求め方】 損失の許容額 ÷ トレード総資産 × 100 = 資金率
理想の破産確率でトレードすることは簡単ではありませんが、まずは、御自身のトレードについてチェックしてみてはどうでしょうか。ご参考まで！<(_ _)>