水道管凍結や破裂は火災保険で対処可能か？
冬の寒い時期に外にある水道管が凍結したり、破裂したりすることがあります。
水道管の凍結や破裂について火災保険で補償されるものかどうかについてお話したいと思います。
水道管の凍結や破裂は補償される可能性は高い
先に結論から申し上げますと、水道管の凍結や破裂については火災保険で補償される可能性は高いです。しかし、損保会社によって対応は異なります。
損保会社によって、破汚損（不測かつ突発的な事故）による損害保険金で対応するのか、水道管修理費用保険金（名称は損保会社によって異なる）などと謳われている費用保険金で対応するのかが分かれます。
※ ただし、破汚損による損害保険金では免責金額、費用保険金では1回あたりの限度額等に気をつけて下さい。
加入中の火災保険に破汚損（不測かつ突発的な事故）による補償がついているか、又は水道管修理費用保険金などの費用保険金がついているか確認してみてください。
水道管が凍結しただけで補償されるわけではない
上記で破汚損（不測かつ突発的な事故）による補償がついていれば、もしくは水道管修理費用保険金などの費用保険金がついていれば補償されるとお話しましたが注意点があります。
それは、「水道管が凍結しただけで補償されるわけではない」ということです。
水道管が凍結して破裂したとか、故障して修理が必要になったとかということでなければ補償はありません。
補償対象項目の破裂・爆発では補償されない
たまに勘違いされてみえる方がおみえになりますのでお話しておきます。
火災保険の補償対象項目に破裂・爆発による事故というものがあります。
水道管の凍結や破裂について、この破裂・爆発という補償項目で損害保険金が請求できると思ってみえる方がたまにおみえになるのですが、それは間違いです。
火災保険での破裂・爆発による事故とはあくまでも、ガス爆発などを想定していて、水道管の凍結破裂については補償対象としていませんので、お間違えの無いようにお願いします。
まとめ
火災保険における水道管凍結・破裂についての補償は、
・ 破汚損による損害保険金もしくは、費用保険金で補償される可能性は高い。
（もちろん、その補償がついている前提で免責金額や限度額に注意）
・ 水道管凍結のみでは補償されない
・ 補償対象項目の破裂・爆発では補償されない
です。
ご加入中の火災保険の補償内容を確認するとともに、保険事故が起きないように予防することもおこなってください！！